H22年度校内研修

1 研究主題
思考力を高める授業の創造
〜自らの考えを表現できる子の育成を通して〜「研究領域(全教科領域)」

2 研究主題設定の理由
    新学習指導要領では、「第1章総則第4指導計画の作成等に当たって配慮すべき事  項」に、「各教科等の指導に当たっては、児童の思考力・判断力・表現力等を育む観  点から、基礎的・基本的な知識及び技能の活用を図る学習活動を重視するとともに、 言語に対する関心や理解を深め、言語に関する能力の育成を図る上で必要な言語環境 を整え、児童の言語活動を充実すること」とあり、各教科を通して、「児童の思考力 ・判断力・表現力等を育む」ことが重視されている。
  本校では、平成17年度から「思考力を高める指導法の構築」について研究を行ってきた。つまり新学習指導要領に即した研究を行ってきたといえるであろう。
その結果、問題意識を持たせ「よむ」「かく」ことを通して喚起させることが、より思考を促し、学習の終わりまで思考し続けることがわかった。
  それを踏まえ昨年度は、問題意識からの自分の考えを「表現できる」までを研究内  容として取り組んだ。ただし、表現を2つの段階で捉えることとした。一つめは、「自らのことばで紡ぐ」こと。二つめは「表現する」ことである。
 そしてこの「自らのことばで紡ぐこと」から研究を始めることにした。
理由は以下の通りである。
  他者との違いや失敗を恐れ、空気を読んで人に合わせようとする子どもがまだ学級  にいる。自分の思いや考えを自分のことばで出すことは大切なことである。そのため には、自分の思いを教師や他の子にもなぜそう思ったのか受け止めてもらいその繰 り返しの中で子どもは安心して自分の言葉を紡ぎ始めるであろう。
  さらに、いろんな考えをより合わせることで一人ではたどり着けないゴールを見つ けるおもしろさも体感できると考える。
  このような視点から、昨年度は自分の思いを「紡ぐ」ことに重点をおいて取り組んできた。
  その結果、小集団で話し合うことを通して、自分の思いを少しずつ引き出すことができるようになってきた。また、自分の考えをまとめることができない子も、他の子の意見を聞いたり話し合ったりすることで気づきまとめることができるようになっている。
 そこで、昨年度の研究を基に、今年度は「表現する」活動をどう構築していくかを深めていきたい。
  そのためには、昨年度の課題として挙げられた言語力の系統性について取り組む必要がある。なぜなら、表現していく力に必要な言語力を育成するためには、各学年での段階を明らかにしながら系統性を持たせることが重要だと考えるからである。
今年度の研究の視点を以下の4点とする。
@ 言語力の系統性
A 発問の工夫
B 教師の意図しない答えが出たときのきりかえし
C 発言しやすくなる仲間・集団作り
  以上の4点を深め、子どもの考えていることを引き出す手立てを研究していく。このように考え、今年度の研究主題を設定する。
3 研究仮説
思考力や表現力を育てる場において、言語力の系統性を明確にして、発言しやすくなる集団作りや発問を工夫すれば、自ずと思考は整理され自分の考えを表現することができるであろう。
  
4 研究内容
  (1)言語力の系統性を持たせる研究 
  (2)表現できるまでに導く発問の工夫
  (3)教師の意図しない答えが出たときの対処の仕方
  (4)どのようにしたら発言しやすい場がつくれるか
  (5)日常的に問題意識をもつことのできる子どもの育成
(6)日常的に自らの考えを表出し、さらに表現できる子どもの育成

5 研究方法
  (1)基本的に第1、第4月曜日を研修日と設定する。しかし、必要に応じて研修日を    変更する場合がある。
(2)第2水曜日に定例の学対校内研推進委員会を開く。
(3)校内研推進委員は、学対推進委員と兼ねることができる。
(4)各学年とも実践を中心にした研究を行い、検証授業からの成果と課題を見出す。    そのための授業研究会は必ずもつ。
(5)研究方法は各学年に任せる。また、研究内容の整理、研究のまとめは各学年で受    け持つ。
  (6)低学年、中学年、高学年から1学年は、上記の検証授業を全体研究の場とする。 (7)(6)以外の学年は低学年、中学年、高学年内で検証授業を行い、授業研究会をもつ。
(8)必要に応じて講師を招聘し、指導助言を受ける。
※ ただし、平成22年度は、市学対発表校となっており、要請通りの発表とする。

 

 

市学対公開授業事前研究授業(6年 5年 4年 3年 2年 1年 音楽

 
 
 
 
 
 
学校教育実践報告会 (校内研修・学対の取り組みと成果)
2009年高原小学校説明リーフレット
平成21年度高原幼稚園学力向上対策実践報告
 
 
 

2009年 校内研修

1 研究主題
  思考力を高める授業の創造
  〜問題意識を喚起させる「よむ」「かく」実践を通して〜

2 主題設定の理由
  本校ではこれまでの2年間、「思考力を高めるための指導法の工夫」をテーマに、思力をどのように育成していくかについて研究を行ってきた。その成果として、思考力をめるには、「かく」こと、「よむ」ことが重要な位置を占めていることを明らかにしてたことは事実である。その成果を基に今年度は、「思考力を高める授業の創造」をテーとして、授業の構築を図ることとする。
  では思考力を高める授業をどのように構築していくかであるが、昨今、PISA調査にける「読解力」問題が取り沙汰されている。PISA型読解力とは、「自らの目標を達成し自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを解し、利用し、熟考する能力」と定義されている。つまり、これからの社会に適応してくためには、「熟考する能力」が必要であり、その能力を培うには「書かれたテキスト理解し、利用」する力の育成を図らなければならないと言うことであろう。また、今回学習指導要領改訂におけるポイントとして、「改訂案等のポイントの基本的な考え方」で次のことがあげられている。

  ○教育基本法改正等で明確となった教育の理念を踏まえ「生きる力」を育成
  ○知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成のバランスを重視
  ○道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成

 これら三点であるが、「生きる力」を育成することと「豊かな心や健やかな体を育成することは現学習指導要領を引き継ぐものである。しかし「知識・技能の習得と思考力判断力・表現力の育成」に関しては「バランスを重視」するという新たな観点が与えらているのである。このことは先にあげたPISA型読解力の育成を視野に入れたものと考られるのだが、「バランスを重視」することに関しては、次のように述べている。

  ・各教科において、基礎的基本的な知識・技能の習得を重視した上で、観察・実験レポートの作成、論述など知識・技能を活用する学習活動を充実し、思考力・判力・表現力等を育成。
  
  これまでの通り、「基礎的基本的な知識・技能の習得を重視」するのは言うまでもなが、習得した「知識・技能」を活用しながら、「思考力・判断力・表現力等」までも育していこうとするものであろう。やはり、PISA型読解力を視野に入れたものであり、緊な課題として、学習指導要領に反映させたと考えてもよいであろう。
  そうであれば、言語能力を重視した授業の構築を図ることが重要となろう。「知識・能の習得と思考力・判断力・表現力の育成のバランスを重視」の中でも、「あらゆる学の基盤となる言語の能力について、国語科のみならず、各教科においてその育成を重視。することが謳われている。ではなぜ「あらゆる学習の基盤となる」ものが「言語の能力なのであろうか。人間は物事を考えたり、判断したりするときに、言語を媒介としていことは自明の理である。また表現するときもそうであろう。つまり、知的活動やコミュケーションの基盤は言語であって、さらに、感性や情緒も言語を媒介としたものであるいえるからである。
これらのことから、本校の目指す「思考力を高める授業」とは、「知識・技能」を習するときに言語能力の育成をも視野に入れたものとする。つまり、言語能力の育成と「識・技能」の習得を連関させるということである。その連関させるものが、問題意識を起させる「よむ」「かく」であり、そこに思考が働き、「思考力」が高まっていくと考る。なぜなら、「よむ」「かく」ことで問題意識を喚起させることは、思考を促すことなり、思考が働く「よむ」「かく」はこれまで以上に深く豊かなものとなり、それに伴て言語能力も育っていくと考えられるからである。さらに深く豊かな「よむ」「かく」あれば思考も深まり、高められ、「知識・技能」の習得までも確かなものにすると考えれよう。
  次に、本校ではなぜ「よむ」「かく」を仮名表記にしているかであるが、「書く」と記した場合、一般的に、文字や文を記すことと認識されている。しかし、「書く」の本は「筆などで、線をひく」ことであり、文字や文を記すだけではない。つまり、図や記を記すことも含まれるのである。よって、図や記号で記す意を表す「描く」「画く」まをも視野にいれるために、「書く」を仮名表記とし、「かく」行為(活動)を広げよう考えたのである。また、「読む」に関しても「文章を読む」こととして一般的に認識さているが、「詩歌を作る」、「先の手を考える」、「グラフや表、図をとらえる」ことも「む」ことである。よって「書く」と同様、「よむ」行為(活動)を広げるために仮名表にしたのである。
以上のことから、研究テーマは設定されている。

3 研究仮説
  問題意識を喚起させる「よむ」「かく」を核とする実践であれば、思考を促し、その考は「よむ」「かく」を豊かなものとし、相乗的に思考も高められ、「知識・技能」まも確かなものとして習得できるであろう。
 
4 研究内容

 (1)各学年における問題意識を喚起させる「よむ」「かく」の到達点
  (2)問題意識を喚起させる「よむ」「かく」の手法。
  (3)問題意識を喚起させる「よむ」「かく」からの授業展開法。
  (4)問題意識を喚起させる「よむ」「かく」の指導法の系統的構築。
  (5)日常的に問題意識をもつことのできる子どもの育成

 

 




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