平成22年度の校内研修は、次のような取り組みがありました。
各学年の取り組みの様子は下記からお入りください。
平成23年度校内研修計画
1 研究主題
一人一人に確かな「読む力」をつけるための学習指導の工夫・改善
~説明的な文章の学習を通して~
2 主題設定の理由
21世紀社会は,新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す,いわゆる「知識基盤社会」である。
このような社会状況において,確かな学力,豊かな心,健やかな体の育成を重視する「生きる力」をはぐくむ教育が一層重要になっている。
新しい学習指導要領においても「生きる力」をはぐくむという基本理念は変わらず,確かな学力を育成するために,基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ,さらに,知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力をはぐくむことを目指している。その基盤となるのが言語に活用する能力で,国語科のみならず,各教科等においてもその育成を重視している。
本県においても,学力向上対策『夢・にぬふぁ星プランⅡ』で「生きる力」を育成することを目指し,「確かな学力の向上」や「豊かな心の育成」,「健やかな体の育成」の取り組みがなされ,特に,基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得とこれらを活用する力,主体的に学習に取り組む態度の育成が強く求められている。
本校では,めざす児童像「進んで学習する子,思いやりのある子,ねばり強くたくましい子」を育成するため「確かな学力の定着」「豊かな心の育成」「健やかな体の育成」を重点目標と設定し,昨年度は,「確かな学力を身につけ,主体的に学ぶ児童の育成~言語事項(漢字力)を高めるための学習指導の工夫・改善を通して~」の主題のもと研究実践を積み重ねてきた。その結果,学習環境を整え,漢字力が高まるような指導方法に視点を当てた授業改善を行ったことで,漢字学習に興味・関心を持って取り組むようになってきた。また,学力向上対策とリンクして取り組んだことで,工夫して家庭学習に取り組んだり主体的に辞書を活用したりするようになるなど成果がみられた。しかし,本校児童の実態を諸調査の結果から分析すると,「文章の読み取りができない」「筋道を立てて考えることができない」「自分の言葉でまとめて書くことができない」といった『読みとる力』と「問題文の漢字が読めない」「問題の言葉の意味がわからない」といった『漢字力・語彙力』に課題が見えてきた。
今年度は,これまでの成果と課題をふまえ,辞書の活用や家庭学習の仕方の工夫,朝ドリル(音読・書くこと・漢字)と関連付けた学習過程の工夫に継続して取り組み,更に,説明的な文章の指導を通して「読む力」を育てるための研究を進めることとした。国語科における説明的な文章の指導において,学び方の手だてや学習過程の工夫をすることで,書かれていることを正確に把握するとともに,自分の考えを論理的に表現できる力「読む力」がつくであろうと考え,本研究主題を設定した。
3 研究主題についての基本的な考え方
○「読む力」とは
読む力(読解力)とは,単に本や文章の音読や内容を読む力だけでなく,読んだことをもとに考えを持ち,表現していく力であると考える。そのため,読む力(読解力)を高めるためには,「読む(理解)」→「考える(思考)」→「表現する(交流)」といった学習活動が必要となってくる。そこで,今年度は「読む力(理解)」に焦点をあて,研究を進めていく。
第1段階 ◎ 読む力・・・・叙述にそって,文章を正確に読む力
第2段階 ○ 考える力・・・叙述をもとに根拠を明確にし,自分の考えを持つ力
第3段階 ○ 表現する力・・自分の考えを目的や相手に応じて,分かりやすく伝える力
4 研究の目標
説明的な文章の学習を通して,読む力(読解力)を身につけさせるための効果的な学習指導の工夫・改善について実践的な研究を行う。
5 研究仮説
(1)国語科の授業において,説明的な文章の学習過程や指導方法を工夫すれば,文章を正しく読みとる力が身につくであろう。
(2)朝ドリルや辞書の活用,家庭学習の仕方など,日常的・継続的に言語活動の環境を整えれば,漢字力や語彙力が高まり読む力が身につくであろう。
6 具体仮説
(1)漢字力・語彙力の定着を図る指導や授業と連動した家庭学習の取り組み,学習規律の定着を図る工夫を行えば,児童一人一人に確かな読む力を身につけさせることができるであろう。
(2)国語科における言語環境や校舎内外の学習環境の整備を行えば,児童の興味・関心や学習意欲
を高めることができるであろう。
(3)児童の発達段階や実態に応じた指導過程や学習指導を工夫して授業実践を行えば,読む力が身につくであろう。
7 研究内容
(1)学力向上(漢字力・計算力・家庭学習・読書指導)の取り組みと学習規律の確立。
(2)学習意欲を高めるための言語環境の整備。
(3)読む力をつけるための授業づくり。
8 研究構造図(省略)
9 研究の方針
(1)研究を進めるにあたっては,研究推進委員会を中心に全体会,専門部会,隣学年部会を組織して研究を行い,全職員の協力体制のもとに研究を進める。
(2)本校の教育課題を踏まえて,全職員の共通理解のもと全体研修で連携を図りながら進め,研究の成果と課題を明らかにし,日常の指導に活かす。
(3)専門部会の取り組みは,学力向上対策と連携して行う(組織を兼ねる)。
(4)各学年の研究実践を「研究集録」にまとめ,研究報告会を行う。
(5)原則として毎月第1,第4金曜日を校内研修日,毎月第3木曜日を学対・校内研推進委員会とする。
10 研究方法
(1)研究授業や授業研究会では,仮説に視点をあてた授業分析,検証を行い,主題追究のための授業研究会を実施する。
(2)学年で教材研究を深め,互いの授業を参観し合い,改善点を共通確認し,次の授業へ活かす授業実践を行う。
(3)指導案を作成する研究授業を,全員が年1回行う。特別支援学級担任及び専科担任は,言語活動に視点を当てた授業研究を行う。
(4)指導法の改善を目指した授業実践を図るため,全体や各学年の授業実践においては,指導助言者を招聘し,研究授業及び授業研究会を行い,指導・助言を仰ぐ。
(5)全体研究授業は,低(2学年)・中(4学年)・高(6学年)の3つの授業研究を行う。
(6)授業研究会の司会・記録・写真撮影は隣学年で行う。
(7)教師全員が3つの部に分かれて具体仮説を設定し,主題に迫るための計画(P),実践(D),評価(C),
見直し(A)を行う。